目白ヨシノ治療院

目白ヨシノ治療院は新宿区下落、目白駅から徒歩3分、マニュアルメディシンを用いたマッサージ、手技治療,リハビリの専門治療院です。病院では特に問題のなかったつらい症状、日常生活で困る痛み、肩こりや腰痛、首の痛み、またはよく分からない目の奥の痛みや頭痛など機能障害に関する問題の治療を行っています。

03-6908-3434

〶161-0033
東京都新宿区下落合3-2-16池龍マンション401

機能障害とは?
 機能障害(きのうしょうがい)と聞いて多くの人は、なにそれ?と疑問をもったことでしょう。でもこの聞きなれない言葉、私たちの身近な症状に色々と関わってい
るんです。では機能障害と一体なんでしょうか?
この機能障害、正確に言いいますと体性(たいせい)機能障害といって、おもに骨や関節、そして筋肉やその筋肉を包む膜(筋膜)が固くなるとことで起こす障害を言います。またこれらの固さが、関節に無理をかけたり、その間を通り抜ける神経や血管にストレスをかけて起こる一連の症状をいいます。
つまり身体を動かす骨組みの動きが悪くなることで起きる障害のことなんです。
そのため筋肉の固さや関節の動きの悪さなどは、レントゲンや血液検査でわかるはずもなく、こういった検査では異常はでません。
 
★これとは反対に器質的障害(きしつてきしょうがい)というものがあります。
器質的障害とは、骨折やヘルニア、ガン、ケガなど、レントゲンで診たり、血液検査の値に異常が出たりと、体の組織に何かダメージを受けたり変化しているものを言います。これらは検査の値や画像として目で見ることができます。この場合は病院で治療したりや薬をもらったり、場合によっては手術をする必要があるわけです。
 そして多くの人が経験する痛みや不快な症状には、この二つの問題に分けることができます。

 ここで大事なのが、その症状はどちらも関わっている場合があるということです。例えば腰痛で、レントゲンをとると、腰椎に変形があって、腰椎の間がせまくなっていたとします。しかしその痛みの中には、変形による痛みの他に、その周囲の筋肉や靭帯などが固くなって起きる痛みも含まれていることが多くあります。
 痛みの原因に、どちらの問題がより大きく関わるか、それは治療をしてみないと分からないことですが、仮に痛みの8割が機能障害で、2割が器質的障害だとすると、機能障害の部分を治療して良くなれば、痛みが今までの2割程度になります。
逆に痛みの原因の8割が器質的障害だと、機能障害に治療をして良くなっても、痛みは2割ほどしか減らないということになります。
 
けれども、世の中で起こっている様ざまな症状には、この機能障害が関わっていることは少なくありません。それにも関わらず、この問題をきちんと取りあげて治療が行われることはあまりなく、残念ながら機能障害の問題は一般的に取り残されていることが多いのです。

機能障害をおこす原因

体性(たいせい)機能障害がおきる原因には、打撲やねん挫、骨折などのケガによるもの(アクシデントaccident)、一日中ずっと同じ姿勢で作業したり、繰り返し同じ動きばかりするような作業による体の酷使(オーバーユースover-use)、一日中すわりっぱなしでほとんど歩かない、寝たきりなどの運動不足(ディスユースdisuse)、手首や肩、腰や膝など特定の場所に負担をかけるような間違った体の使い方(ミスユースmisuse)があります。これらはどれも日常生活の中にある、ごくありふれたものばかりです。
 ケガのようなアクシデントよって機能障害が起きた場合は、本人がその原因を理解できます。しかしオーバーユースやディスユース、ミスユースなど日常の中でしている、活動そのものが原因の場合、とくに思いあたる原因もなく急に痛みや症状があらわれたように感じます。よく「何もしてないのに痛くなった」と訴える人がいますが、そういう人は、普段行っている体の使い方そのものが、機能障害を起こすような体の使い方をしています。それを改善するには、治療だけでなく、普段行っている体の使い方を修正しなければ、いつまでも症状が続くことになります。
 機能障害をおこす原因は、日常の活動と密接に関係しています。機能障害の改善は日常生活の改善ともいえます。