トレーニングで元気になるこつ
こども時代、巡回図書館(本を乗せたトラック)が月に一回やってくるのを楽しみにしていました。シャーロックホームズや少年探偵団シリーズを夢中になって読み、本を読みながら電柱にぶつかるほど本好きで、運動は苦手、図体はでかいがおとなしくて少しのろまな少年だったわたしですが、中年からは運動にはまっています。今回はトレーニングのお話です。
トレーニングの三原則
1 過負荷の原則 いつも同じことをしているとからだはどんどん慣れてしまいます。慣れてしまえばトレーニングの効果はなくなるので、今よりもちょっとだけきついことをする。これを積み上げていくと、思いもかけなかいくらい効果が上がるのです。
2 特異性の原則 何を鍛えたいのか?目的をはっきりすることが大切です。持久力を上げたいのなら、長い時間運動を続けるトレーニングが必要です。瞬発力を上げたいのなら、短時間で素速く動く練習をします。体幹を鍛えたいのなら、見た目は地味でも腹筋・背筋に効く練習を続けます。目的をはっきりさせること。漠然と運動を続けるだけでは、すべてに中途半端で効果を実感できなくなります。 いつも同じことをしているとからだはどんどん慣れてしまいます。慣れてしまえばトレーニングの効果はなくなるので、今よりもちょっとだけきついことをする。これを積み上げていくと、思いもかけなかいくらい効果が上がるのです。
3 可逆性の原則 苦労して技術を磨き、体力を向上させても、そこからなにもしなければどんどん落ちてしまい、下手をすれば全く振り出しに戻ってしまう。患者さんに「むかし取った杵柄は存在しませんよ」と説明していることがらです。
むかしの普通はじゅうぶんきつい
江戸時代の初期、石神井川は現在のように王子の先で隅田川に流れず、上野の不忍の池に向かって流れていました。文京区の小石川は、そこを流れていた石神井川の別名だったと言われています。当時も練馬は大根の産地で、取れた大根を大八車に山積みに載せて石神井川沿いを進み、浅草の漬物問屋まで1日がかりで運んでいたのだそうです。おおよそ片道20km、往復40kmを1日で往復し、おそらく若い衆が2・3人でやっていたのではないでしょうか。ハイキングが好きな人は、雁坂峠をご存知でしょうか。江戸時代、秩父で生産した蚕玉をいっぱい詰めた竹カゴを担ぎ、村の若い衆は標高2000mの峠を超えて山梨の塩山まで歩いて運び、貴重な現金収入を稼いでいました。崖沿いの道を一歩誤れば急峻な谷に転落しかねません。このようにむかしは、いちいちトレーニングなどと言わずとも「きつい」ことをするのは日常茶飯事でした。今のように楽に暮らせるのはすばらしいことですが、それだけでは体力が落ちてしまいます。
ではどうすればいいのか。まずはいつもの生活の中で、ときどきちょっときついことをやってみる。この「ちょっときつい」がキーワードです。エレベーターではなく階段を上ってみる。いつもより速いペースで歩く。カートを使わず、かごで買い物をすれば、腕の筋トレになります。日常の中にトレーニングをちょっとだけ取り入れることがコツです。
狙いを定める
体重を落として、コレステロールの数値を下げたいのか。ウエストを引き締めてカッコ良くなりたいのか。マラソン・登山・テニスができるようになりたいのか。転ばないからだになりたいのか。トレーニングで何を目指すのか?をまずはっきりさせましょう。やせるなら有酸素系の運動を増やし、筋肉を増やしたければ重めのウェイトを使って少ない回数で練習します。スポーツを上手にやりたいなら、スポーツに特化した体づくりをしなければなりません。筋肉は多ければ多いほどいいわけではないし、持久力向上のトレーニングをやればやるほどいいわけではありません。すべてにオッケーのトレーニングはありませんから、狙いを定めて行うことが大事です。
トレーニングは人生そのもの
スポーツマンでなくてもトレーニングの考え方は応用できます。ピアノを上手に弾きたいのにギターの練習をする人はいないし、憧れの学校に入りたいなら苦手の科目を勉強するはずです。営業の成績を上げるために接客トークを磨いたり、コックさんが新しいメニューを開発したり、みんな目標をはっきり絞ることでやるべきことが見えてきます。上手くできるようになっても練習を怠れば技術は落ちてしまうし、さらに上手くなりたければもっと練習することも必要でしょう。でも、がんばりすぎてからだを壊したら元も子もなくなります。
トレーニングは自分のためにやるものであって、誰かと競争したり、比べあう必要はありません。また、年齢に関係なく誰もができます。あなたのトレーニングはあなただけのもので、目的や結果もほかの人と異なります。自分の出発点からの進み具合だけが重要です。こうして考えると、トレーニングは人生そのものと言っていいかもしれませんね。
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